時代を拓く君へ


今年は坂本龍馬生誕190年、そして龍馬が志を共にした亀山社中創立160年という節目の年です。私事ですが、今年私も生誕60年、亀山電機は創立30周年という節目の年を迎えました(笑)

激動の幕末、日本の未来を熱く語り、行動した坂本龍馬。彼の常識にとらわれない発想、多くの人々を惹きつける魅力、そして未来を見据える力は、変化の波が押し寄せる現代を生きる若い方たちにとって、最高の教科書となるはずです。そこで私からの推薦図書が司馬遼太郎先生の『竜馬がゆく』です。

『竜馬がゆく』の魅力の一つは、龍馬の「行動力」と「柔軟な発想」、そして「人と人をつなぐ力」だと思っています。彼は、身分制度や常識にとらわれず、時には失敗を恐れずに飛び込んでいく。その姿勢は、変化のスピードが早い現代のビジネスにおいても、大いに参考になります。特に印象的なのは、龍馬が「自分だけが得をする」のではなく、「日本という国の未来をどう良くするか」という視点を持っていたこと。自分が何のために働くのか、どんな価値を生み出したいのか。そうした“軸”を見つけるヒントが、この小説には詰まっています。
仕事では、つい「正しい答え」や「成功するルート」を探してしまいがちです。でも、龍馬の生き方を読んでいると、「正解なんて最初からない」ということに気づかされます。だからこそ、自分で考え、動き、道を切り拓いていく。その大切さを、物語を通して自然と学べるのです。
ぜひ、司馬遼太郎先生の『竜馬がゆく』を手に取ってみてください。龍馬の生き様から、きっとこれからの時代を力強く生き抜くヒントが見つかるはずです。

私たち亀山電機も、龍馬の志を受け継ぎ、30年の経験を活かしながら挑戦を続けます。変化を恐れず、共に未来を切り拓いていきましょう。
さあ!でっかい夢を持って、この面白き世を、共に駆け上がるぜよ!

投稿者のプロフィール

北口功幸
1965年(昭和40年)大村の松原の漁師街生まれ。
松原小学校、郡中学校を経て、国立佐世保工業高等専門学校(佐世保高専) 機械工学科を1986年(昭和61年)に卒業。
空調衛生設備会社へ入社し、同社九州支店へ配属。その後、長崎地場の機械・設備設計会社や制御系の会社を経て、坂本竜馬に憧れ、1996年(平成8年)に亀山電機設立。
剣道とバレーボールは小学校から関わりを持ち続け、10年続けた剣道は三段。
2020年(令和2年)亀山電機代表取締役会長へ就任、同時に亀山社中設立、代表取締役社長へ就任。
【所属】
長崎西ロータリークラブ (2016-2017年度会長、2010-2011年度幹事)
佐世保高専同窓会 幹事(年度 会長)
佐世保高専剣道部OB会役員
NTC西九州テクノコンソーシアム(2024年度 会長)
長崎県情報産業協会(副会長)