Q -よくあるご質問
Q43:2D CADと3D CADの作図の違いについて教えてください
A -ePLAN電気設計.COMからの回答
2D CADの主な役割につきましては、平面上で図面を作成することです。
正面図、平面図、側面図はいずれも縦横の2軸で表されており、それぞれの角度から見た形を作図していきます。
また、初期段階における設計図を試作するツールとしても活用されることもございます。
3D CADの主な役割につきましては、立体モデルを作成することです。立体モデルは、枠組みだけのワイヤーフレームモデル、表面のみのサーフェスモデル、体積を持ったソリッドモデルがあり、2種類の制作方法があります。
1つはサーフェスをワイヤーフレームに貼り付けて立体を作成する「サーフェスベース」、もう1つはソリッドを加えたり除去したりして立体を作成する「ソリッドベース」の2種類の制作方法となっております。
なお、立体的なモデルのデータを作成するため、体積や表面積、質量、重心などの幾何情報を算出することが可能となっております。
完成形により近い立体形状を確認することが可能となるため、設計の検証としても活用できます。
部品同士が干渉しないかどうかの検証により開発終盤での手戻りを防ぎ、結果として設計のスピードを向上させることも可能となっております。