設備の制御を行う上で、現場の状態を計器により把握することが必要です。
その計器には、HART通信対応というものがあります。
HART通信の計器は、発信機からアナログ信号だけではなくデジタル信号も伝送します。
したがって、実測値のみではなく設定値などの多数の情報も一緒に伝送することが可能です。
この多数の情報は、HARTコミュニケータを使用することにより確認することができます。
多数の情報を送ることのメリットとして以下のような例があります。
今までは図1のような構成の場合、測定はA地点。ゼロ値/スパーン値の調整はB地点で
行なっていました。その為、複数の人数と通信手段が必要でした。
(A地点に測定者及び発信者、B地点に調整者)
しかし、HART通信対応の計器を使用することによりA地点で測定/ゼロ値/スパーン値の調整を
可能となるため調整をスムーズに行うことが可能となります。
(HARTコミュニケータを使用すれば、どの場所からでも4-20mA発信及びゼロ・スパン調整が可能です。)