海外仕様にて制作した制御盤を中国へ輸出する際、注意する点として中国の規格でCCCと言うもの
があります。内容を理解しておかないと輸出差し止められる場合があり、コスト大となります。
下記に内容を示しますのでご参考ください。
中国製品安全強制認証制度(China Compulsory Certification = CCC)の略語で、中国国内の消費者保護、安全確保、環境保護などを目的として新たに制定された製品の認証制度です。日本から中国に輸出される貨物の内、指定製品はこの認証を取得しないと中国税関で輸入が差し止められます。
CCC実施までの経緯と対象品目
中国における製品(安全・品質)認証制度については、従来、CCEE(電気製品認証制度)とCCIB(輸入商品安全品質許可制度)の二つの制度があり、その二重規制等の問題が指摘されていましたが、 中国のWTO加盟に伴って、これらの諸問題の改善と国内外製品認証制度の一本化を図るため、新認証制度として、この「CCC」を施行させました。(実施は、2003年5月からとなっています) この制度の対象となる品目は、テレビ、AV機器、冷蔵庫、エアコンなどの電機製品・自動車・機械類など、19種類/132品目になります。その製品が対象品目に該当するかの判断はHS CODEが基本となるようです。