制御弁やモーターの動作等には、PID制御というフィードバック制御を行い、
目的の設定値になるように制御を行うことがあります。
PIDとは、その制御に用いる各制御パラメータを意味します。
① P(Proportional)
P制御( 比例制御) … 入力値と目標値を一次関数として制御する。
② I(Integral)
I動作(積分動作) … 残留偏差の時間積分に比例して、入力値を変化させる。
偏差のある状態が長い時間続いた場合、その分入力値の変化を大きくして、
目標値に近づけようとする。
③ D(DerivativeまたはDifferential)
D動作(微分動作) … 急激な出力値の変化が起きた場合に、その大きさに比した入力を行う。
上記の3つのパラメータの組み合わせにより、
目的となる値に近づけるための最適な入力値を決定します。このような制御をすることにより、
素早く正確に、目的となる値に向けての制御を行うことが可能となります。