SIL規格は、安全度水準(Safety Integrity Level)の略で、システムの安全性能を示す尺度です。

低頻度作業要求モードと高頻度作業要求(連続運転)モードにおける、機能失敗尺度を定量的に評価し各SILに分類されます。

4段階で定められており、SIL4が最も安全性が高いといえます。

・低頻度作業要求モード

SIL4…機能失敗平均確率 10-5以上10-4未満

 SIL3…機能失敗平均確率 10-4以上10-3未満

 SIL2…機能失敗平均確率 10-3以上10-2未満

 SIL1…機能失敗平均確率 10-2以上10-1未満

・高頻度作業要求または連続運転モード

SIL4…機能失敗平均確率 10-9以上10-8未満

 SIL3…機能失敗平均確率 10-8以上10-7未満

 SIL2…機能失敗平均確率 10-7以上10-6未満

 SIL1…機能失敗平均確率 10-6以上10-5未満