海外規格とは?
先にあげた通り規格には、「国際規格」、「地域規格」、「国家規格」、「団体規格」があります。
これらの規格一つ一つを理解することも重要ですが、これらの規格の作られた目的や概要を理解しておくと、制御盤設計の際、一つ一つの省配線化や省設計化の目的を明確になります。
いくつか例をあげてみましょう。
< 国際規格 >
IEC(InternationalElectrotechnicalCommission):
電気及び電子の技術分野における標準化のすべての問題および関連事項に関する国際協力を促進し、これによって国際的意志疎通を図る。
ISO(InternationalOrganizationforStandardization):
物質およびサービスの国際交換を容易にし、知的、科学的、技術的及び経済的活動分野における国際間の協力を助長するために、世界的な標準化及びその関連活動の発展開発を図る。
< 国家規格 >
UL(UnderwritersLaboratories):
火災、盗難、感電などの事故から人命、財産を保護するという目的により、
- 安全に関する規格の制定、
- その規格に基づく各製品の試験の実施、
- その試験結果の保険業者、政府機関、関係団体、一般消費者に対する公表を主要業務としている。
一つ一つの規格の中身を知ることも重要ですが、上記例の様に目的を知っておくと、設計の際の効率化にもつながります。
さらに、制御盤に使用する機器が何に準拠しているかを知っておく事も必要です。
さらに、制御盤に使用する機器が何に準拠しているかを知っておく事も必要です。