Anser (回答)
PC選定について、電源関連であるコンセント形状、使用する電圧や周波数(Hz)は
もちろんありますが、それ以外に注意するポイントとして、PCのキーボード配列が
あります。
海外向けはとりあえず英語対応でしておけば大丈夫、と考えているかとは思います。
しかし実はキーボードの配列についても、様々な言語に対応されたものがあります。
以前、アフリカ向けに海外製のSIEMENS(シーメンス)のノートPC(Field PG)を納品
した事がありました。
その時は、御客様仕様書の中にPCに関する項目に”AZERTY”と記載されていた事も
あり、事前に注意点として気付く事ができました。
国外に納品するものについては、その国の環境を考える必要があります。
納入先で操作する人は、当然その国で生活している方であり、その国で通じる言語
を生活や仕事で使用しております。
それが例えば、母国以外で第二言語(second language)である事もあります。
その国のレストランに行く機会がありましたが、外国人向けのレストランでもメニュ
ー表記が英語はなく、フランス語で驚き、そして苦労した経験があります。
日本に輸入される設備も海外製が多くありますが、その場合多くはキーボード配列
も英語でなっております。
結局は、設備情報やレシピ等入力日本語を使う場合もあり、漢字変換等が必要となる
ので、日本語キーボード(JISキーボード)を改めて準備しなおしている事もありました。
日本でエンジニアリングする際、納入先のキーボード配列の機器で操作するのは少々
難しいですが、御客様の事を考えると必要な事であると思います。
ご参考までに、以下海外御客様仕様書に記載されるキーボード配列例について以下
記載します。
<キーボード配列>
英語(QWERTY配列)
ロシア語(JCUKEN配列)
フランス語(AZERTY配列)
ドイツ語(QWERTZ配列)
アラビア語(QWERTZ配列)
海外向けの仕様につきましては、弊社経験等もございますので、是非一度ご連絡頂き
ますようお願い致します。