お酢
投稿日:2006年02月18日
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お酢は、体に良いという事で、我が家でも積極的に取り入れています。しかし、改めて調べてみると原料・製造方法により含まれる成分などが、微妙に異なることがわかりました。
お酢ワールドへ、皆様もお付き合い下さい。
○酢
酢は、日本料理に欠かせない調味料の一つです。
①「醸造酢」(天然醸造酢)・・米・酒粕・麦芽・リンゴ・ブドウなどを原料に、昔からの製法を受け継いで作る。
②「合成酢」・・酢の主成分を化学的に合成した氷酢酸・合成酢酸をベースに工業的に製造する。
③「加工酢」・・「醸造酢」に調味料・香辛料などを混合したもの。
醸造酢は、原料の植物に含まれる糖質を、酵母などの微生物の働きで酢酸発酵させてつくるもので、それぞれの材料により含有成分も異なり、独特のコクと効果を発揮する。
合成酢は、酢酸発酵を経ないで、石油を分解して得たエチレンなどを原料に化学反応により得られた合成酢酸、さらに純度を高めた氷酢酸の水溶液に化学調味料や人口着色料、人口甘味料を添加してできあがる。そのため醸造酢に比べ、風味・コク・栄養素など大きな違いがある。
○酢の一般的効用
①強い殺菌力。酢のなかでは有害な細菌の多くが短時間で死滅するほどで、食中毒の予防には非常に有効。Oー157感染防止にも効果あり。
②食欲増進作用がある。酢は、梅干やレモン同様に、唾液や胃液の分泌を促し、消化吸収を助け食欲を増進させる。
③減塩効果がある。
④ビタミンC破壊酵素を抑制する。
ビタミンCは肌のシミを除いたり、カゼやガン等のウイルスに対抗するビタミンで、健康維持に欠かせない栄養素である。しかし熱や化学物質に弱く、これらにより簡単に破壊されてしまう。たとえば、野菜や果実には、アスコルビナーゼというビタミンC破壊酵素が含まれており、空気に触れると、この酵素の働きで、Cが失われていく。
だが、酢の中では、この酵素自体が逆に変質してしまい、Cに対する破壊酵素が失われる。つまり、酢は野菜や果実のCを守り、体にCを補給する役目を果たす。これも天然醸造酢ならではの効果である。
皆さんもこの機会にお試しください。