「新幹線の生みの親・島秀雄氏の格言」

社長室 TU

以前、読んだ本の中からの抜粋です。
日記の趣旨に合ってないかもしれませんが、なにかの参考になれば幸いです。

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 柿沼博彦(JR北海道副社長)

 線路と道路を走行できる新型車両
 「DMV(デュアル・モード・ヴィーグル」の
 開発で注目を集めるJR北海道副社長

  『致知』2009年8月号特集「感奮興起」より

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  専門家とは、自分の仕事を意識し続けられる人であり、
  意識し続ける中からアイデアが出てくるものだと思います。

 マイクロバスに線路を走らせようと
 アイデアが出るまで七年もかかっているんです。
 
 その間、アイデアが出ないで進捗がない時は
 違う仕事に着手しているでしょう。
 
 でも、その命題を忘れないで自分の脳にしまいこんでおく。
 それが何かと結びついた時にパッとひらめくんです。

 やっぱりその対象にめぐり合うまで意識し続けられるという、
 仕事に対する執着心が必要ですね。

 また、「できる」という前提で
 事にあたることが大切だと思います。

 前の社長に言われて気づいたのですが、
 これまで「柿沼、これはどうにかできないか」と言われた時、
 私はいつも「おもしろいですね」と答えていたらしいんです。

 いまの人たちは簡単に
 「それは無理です」「物理的にできないと思います」
 と言うのですが、新幹線の生みの親である島秀雄は
 
  「できないことを『できない』と絶(こと)わる。
  至極あたりまえのことなのだが、
  これがなかなか大変である」
   
 と言っています。
 
 あらゆる方法をもってできないことを証明するより、
 たった一つできる方法を探すほうが簡単なんです。
 
 だから「必ずできる」「諦めない」、
 この精神がアイデアを形にするために必要だと思いますね。