ABS体験

お疲れ様です。システム技術部の T.T です。

皆さんのクルマに、ABS は付いていますか?

クルマのブレーキは、タイヤと路面の摩擦抵抗により止まるわけですが、急ブレーキや滑りやすい路面では、タイヤがグリップを失い滑りだすことがあります。
それを機械的に低減する装置が ABS(アンチロック・ブレーキング・システム)です。

先日、この ABS を ON にした場合と、OFF にした場合の急ブレーキの体験走行に参加しました。
参加してわかったことは、ABS があるとなしではブレーキングが全く異なるということです。

ABS が ON の急ブレーキは、思いっきりブレーキペダルを踏み込む。それだけです。
但し、普段やったことがないので意外に難しかったです。
また、シートポジションが正しくないと思いっきり踏めないということもわかりました。
ABS が作動すると、ガクガクというペダルにキックバックが来るのが特徴です。

ABS が OFF の場合は、タイヤがロックして滑りだしたら一旦ペダルを緩めて、グリップを取り戻したところで更に踏み込む……。
これはもうレーシングドラバーの世界であり、そんなことを一般のドライバーができるわけがありません。

現在、新車販売されているクルマには ABS の装着が義務付けられているそうです。
中古車を買う人もできるだけ ABS の付いたクルマにすべきだと思います。

それと、もうひとつ大切なのは車間距離です。
前方で何か起きて、人が判断して回避するまでには約3秒かかるそうです。
車間距離が近い人は見直しましょう。

また、こういった講習にも参加したほうがよいと思います。
滑りやすい路面で、高速走行中に、フルブレーキングするとどうなるのか?
安全な場所で一度確認しておくと、安全運転の大切さがわかり、運転にゆとりもできます。

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写真は講習でお借りしたクルマです。少々大きめですが取り回しはし易かったです。