「SIEMENS」UL規格

「SIEMENS」UL規格

シーメンスのUL認証に関してご紹介します。
まず、UL認証について制御設計に関わる方々はご存知の事と思いますが、こちらのページで簡単に説明させて頂きます。

UL(Underwriters Laboratories Inc.)は世界有数の製品安全性の試験、認証を行う機関です。米国の火災保険会社の要請、支援にて電動機器の火災調査の目的で1894年に設立されました。

現在では様々な材料や部品、製品の操作上の安全性、発火の危険性について試験、認証が行われています。
尚、ULには2種類の分類があり、最終製品の認証はListing認証。製品に組み込まれる部品へはRecognition認証があります。
ULは米国国家認証試験機関NRTLが認定を出しますが、米国ULとカナダCSAはMRA(相互承認協定)を締結している為、カナダのCSA規格と相互認証されます。

シーメンスは1969年よりULとシーメンスのアンベルグ工場との間でパートナー契約を結んでいます。その為、シーメンスのアンベルグ工場で開発・生産される低圧制御、配電製品の多様な製品はUL規格に準拠したものとなっています。
さらに、1995年、シーメンスアンベルグ工場はクライアントデータプログラム(CTDP)よりUL認証実施機関として承認され、工場内にて試験を実施でき製品概要を含むULレポートを独自に用意する資格を与えられました。
もちろん、シーメンスの他生産拠点においても製品開発の初期段階からUL規格が考慮されている為、低圧スイッチ及び保護技術向けUL認証の製品がシーメンスでは充実しています。
シーメンスの様々な低圧制御及び配電製品を活用する事でUL規格をクリアでき、
UL規格に準拠した簡単で迅速な制御盤の取り付けが可能となります。

【 シーメンスのUL規格低圧制御・配電製品一例 】
・サーキットブレーカーSENTRON
・マニュアルモータコントローラ
・スタータ
・コンタクタ
・スイッチングデバイスSIRIUS
・バスバーシステムSENTRON
・ミニチュアサーキットブレーカ
・フィルタSIRIUS etc…