こんにちは。NYです。
 今回は、「フィールドバス」についてご紹介致します。
様々な機械が稼働している工場では、信号によって多くの機器を接続する必要性があります。「フィールドバス」とは、現場機器(測定器、操作機)とコントローラ間のやり取りをデジタル信号を用いて行う規格のことで、フィールドバスによって複数機器との連携が可能となります。

 その一例として挙げられるのが「PROFIBUS」です。1980年代にSIEMENS、Bosch、ABB等により共同で開発され、国際規格IEC61158およびヨーロッパ規格EN50170という公的な規格で認められています。アメリカのリサーチ社によると、PROFIBUSは現在世界中で最も普及しているフィールドバスと言われています。

 従来のアナログ信号での信号伝送に比べたメリットとして以下の5つがあります。
(1)1本のケーブルで複数の機器の信号又は機器内の複数のデータにアクセスできる
(2)複数の機器の接続が可能となるため、配線コストの節約になる
(3)コントローラまたは受信機において、A/D変換、D/A変換が不要となるため、正確に信号を伝達できる
(4)簡単に機器の増設ができるので、システムの変更や拡張等に関して柔軟性が増す
(5)単にデータ通信するだけでなく、機器データの通信や校正を行えるなど、用途が拡がる(フィールドバスでは故障信号を送ることができ、手作業で行っていたPCへの機器管理情報の入力を自動的に行うことができる)

その他ご不明点やシーメンス製品については、下記URLへお問い合わせください。
https://kameyama-grp.co.jp/kss-ss/contactフィールドバス