SIEMENSの主力PLCであるS7-1500シリーズにおいて、2重化対応・安全2重化対応可能な製品がリリースされました。

特徴としましては以下の内容となります。

・標準のS7-1500シリーズと同様にPROFINET通信がベース

・TIA Portalによる標準CPUと共通の開発環境・標準CPUと同様のプログラミング

・豊富なラインナップ、高速切替等の高い拡張性

・素早い切替時間S7-1500R:300ms、S7-1500H:50ms

 

シーメンスの特許技術であるアクティブ方式というイベント同期方式も搭載されております。

 

【アクティブ方式とは】

 

通常時に両方のCPUがイベントごとに同期して装置を制御。

片方のCPUがダウンしても、もう一方のCPUにより制御が継続されます。

2台のCPUが同期しながら並列に制御を行う方式となっております。

 

また、複数のMRPリングの接続が可能となっております。

・最大50デバイスー切替時間200ms以下(MRP仕様)

・MRP対応switchで別のMRPリングに接続可能

・MRPリング間を2重に接続することで冗長性を確保

・シーメンス製MRP対応switch

 ⇒SCALANCE XR500,XM400,XC200,XF204-2BA,XP200

 

〇2重化システムに対応可能なPROFINET製品〇

【I/Oシステム】

・ET 200SP – IM155-6PN HF 

・ET 200MP – IM155-5PN HF

・PN/PN Coupler

・ET 200eco PN M12-L

 

【Drive】

・S120, CU310-2PN 

・S120, CU320-2PN

 

【Switch】

・SCALANCE XC-200 シリーズ

・SCALANCE XP-200 シリーズ

・SCALANCE XF204-2BA

 

〇S7-1500 2重化システムによる設計効率化〇

・CPU同期信号の伝達はPROFINETのリング機能を利用

⇒シングルCPUと比べ高い信頼性を実現可能

 

・シングルCPUと同様にPLCプログラムを設計

⇒2重化をほとんど意識せず設計可能

 

・2重化されたCPU2台にはシステムIPアドレスを付加

⇒外部機器からシングルCPUと同様に、2重化を意識せずに通信可能

 これまでになかった機能であり、エンジニアリング負荷軽減に貢献

 

・CPU間のデータ同期は自動実行

⇒同期データは常に更新されるので設定が不要

 

・CPU間のプログラム同期は自動実行

⇒CPU交換時や切替時は常に最新のプログラムが実行