見える化ソリューションの需要の高まりとデジタル化への対応を実現する為にHMIシステムWinCC Unified Systemが2021年 夏にリリースされました。
-SIMATIC WinCC Unified V17-
HMI(プログマラブル表示器)とPC(Windows OS)上で機能するHMI/SCADAソフトウエアに分類され、主な特徴は以下の通りです。
➀一つのエンジニアリング環境で様々なプラットフォームの画面設計が可能
⇒TIAポータルによるPLC, HMI, SCADA, その他製品の統合開発、設計の標準化
②HTML5, JavaScript, SVGなど最新Web技術による見える化ソリューション
⇒UI/UXデザインを重視した技術採用と、フレキシブルで効率的な画面設計の実現
③IoT, エッジコンピューティング用デバイスとしても
⇒従来の表示機としての用途だけでなく装置、設備側でのデータの一次処理、表示が可能
④リモートアクセス(リモートオペレーション、リモートモニタリング)
⇒Webブラウザ(HTML5), VNC, Webサーバ機能により現場状況の見える化を多様な方法 で実現
-SIMATIC HMI Unified Comfort Panels-
7’’ から22’’ サイズのマルチタッチパネルで、新しいコントロールパネル-タッチデバイスとして最適化されました。Linuxシステムのため、ユーザー操作のために最適なコントロールパネルUIを準備、また 今までのWindowsCE (サポートが終了したOS) のUIから刷新致しました。
➀スムーズな操作感と色彩豊かなグラフィック
⇒処理能力が向上した最新のマルチタッチパネル
➁リモートアクセス(モニタリング、オペレーション)
⇒Webブラウザ(HTML5), VNC(Sm@rt Client app)など現場状況の見える化を多様な方法 で実現
➂エッジアプリケーションが稼働する装置向けHMI
⇒従来の表示機としての用途だけでなく装置、設備側でのデータの一次処理、表示が可能
➃安全な接続を実現する通信機器(SCALANCE)との組み合わせでセキュアなリモートアプ リケーションを実現します。
-SIMATIC WinCC Unified PC-
装置メーカーにとっては前後の工程を束ねるハイエンドなHMIとしてやエンドユーザー様にとってのSCADAと呼ばれるようなプラント全体の状態監視向けの見える化ソリューションとしてご利用頂けます。
➀ハイエンドHMIからSCADA用途まで
⇒レシピ機能からデータベースへのアーカイブまで幅広いアプリケーションに対応
(※今後も機能拡張に必要なオプションを順次リリース、サポート予定)
➁上位システムとフィールド機器を統合する見える化システム
⇒装置、設備側のデバイスと接続しデータ収集、そしてその表示を担う
➂Webブラウザによる場所を問わない画面表示
⇒Webブラウザ(HTML5)により現場のみならずネットワーク接続環境で稼働状況確認可能
➃耐環境性に優れた産業用パソコン(SIMATIC IPC)との組み合わせでより安定したシステム構築、ソリューションの提供