使用制御機器
ET-200SP 6ES7136-68A00-0CA0 など
製品画像(様子)
製品の特徴
製造現場において、安全を確保することは工作機械にとって満たすべき重要事項となっている一方で、機械には常に故障のリスクが付きまといます。
PLCも例外ではありません。
機器の動作中に入力モジュール・出力モジュールが故障した場合、速やかに検知などを行う必要があり、その要望に応えるものとしてSIEMENSではSafety Integrated(安全テクノロジー)を提供しています。
本日はこの安全モジュールを含むモジュールのエラー対応の事例について紹介いたします。
某社の生産設備で発生したトラブルの内容は、安全モジュールが重故障を発報したため生産設備が全停止しているので対応して欲しいというものでした。
エラー内容を確認した所、ET-200SP のDI-Fモジュール(6ES7136-68A00-0CA0)にて信号不一致のエラーを確認いたしました。
信号不一致とは信号入力を2重化している際に2重化している入力に異なる信号が入力されていることを示します。
つまるところ、信号回路内で異常が起きている可能性が高いことを示します。
そこで、確認の為に配線を短絡させ再起動を行ったところ、エラーの発報が止まりました。
今回エラーが発生した個所は、設備内部への侵入を検知するライトカーテンの信号で、生産設備を一刻も早く稼働させたいとの事でしたので、一時的にライトカーテンの信号を短絡させ、設備の稼働を優先させ、後日ライトカーテンを交換することになりました。