使用制御機器
S7-400H , ET200M など
製品画像(様子)
製品の特徴
石炭火力発電におけるボイラーの運転ではしばしば、スートブロワによって灰を除去する煤吹き作業を行います。スートブロワが正常に稼働しなかった場合、ボイラーの水管や過熱管の寿命に大きな影響を与えます。石炭火力発電では、ボイラー効率をつかさどるスートブロアは重要な設備です。 また、海外案件ともなれば、業界シェアトップのSIEMENSが多く採択されます。弊社は、ソリューションパートナーとしてSIEMENSを用いた制御システムの開発に対応しています。今回はS7-400Hを用いた冗長化システムを採用しています。これは、片側のPLCが故障した場合でも、もう片側のPLCにより制御が可能となり、安定した稼働を実現します。またHMI(ヒューマンインターフェース)では英語だけではなく、国々に合った現地語を採用することが可能です。今回納入に際しては、お客様からご指定にもとづき、フランス語と英語を採用しております。リモートIOにはアクティブバス方式を採用しており、電源を落とさずにモジュールの交換が可能です。モジュールが故障した場合でも他のモジュールを止めずに交換することができ、設備を止める必要もありません。今回はスートブロアを例に挙げましたが、プラント設備やオートメーション業界では冗長化の考えは大変重要だと考えます。現在はS-7-400Hだけでなく、S7-1500RHを用いた冗長化システムに対応しています。