使用制御機器
IM151-1 COMPACTモジュール:6ES7151-1CA00-3BL0 など
製品画像(様子)
製品の特徴
突然のエラーによる設備稼働停止になってしまったお客様の対応のため突発で実施した作業の事例について紹介いたします。
某社の生産設備にて運転中に突然稼働しなくなり原因を確認したところ、リモートIOのIM151-1 COMPACTにSFが点灯していてPROFIBUSの通信ができていないことがわかったが、なぜ通信できないかがわからないので対応してほしいとのことで現場に伺いました。
現場にて状況を確認したところPLCとモジュールがつながらないことが確認できましたが、他の盤を確認したところ点灯しているモジュールとしていないモジュールがあるので通信エラーはPROFIBUSの途中で通信ができなくなっていることが判明しました。
PROFIBUS診断機で詳細を確認したところシーメンスPLCから見て下流側にあるリモートIOモジュールにたどり着き、PROFIBUSのコネクタを確認したところ、シールド線がはみ出しているカ所がありました。コネクタを分解してみたところシールド線が擦り切れており、正しくシールドに接地ができていないということがわかり、SIEMENSのPROFIBUS専用のストリッピングツールにて末端処理を行い再接続をするとエラーが解除され正常に稼働できるようになりました。
今回の対応で行ったモジュールが格納されていた盤は稼働設備の近くにあり振動の影響を受けていた結果、シールドが擦り切れて通信の不具合になってしまったというのが原因ということが判明いたしました。
シーメンスのPLCはLEDの点灯状況でエラーの概要がわかるようになっていますが、詳細は実際にパソコンで接続しないとエラー内容がわからないため、お困りの際は一度弊社にご連絡いただければと思います。