ハイパフォーマンス
高速・大容量CPU
- ビット演算10ns、ワード演算12ns、浮動小数点演算64ns へと高速化 (CPU1516)
- 5MB の大容量データメモリを搭載 (CPU1516)
新開発の高速バックプレーンバス採用
- リフレッシュサイクル250μsにより入出力信号の高速応答性を実現
高性能ネットワーク
- PROFINET 2ポートをCPU全機種に搭載
- 2つのIPアドレス設定により上位と下位で異なるネットワークにも対応 (CPU1516)
- PROFINET IRTでリモートI/Oも高速リフレッシュ
Webサーバー機能
- CPU全てに搭載したWebサーバーにより遠隔地からインターネットブラウザでCPUステータスを確認
- ユーザ作成のウェブ画面を登録すればグラフィカルな設備モニタが可能
ハイテクノロジー
データトレース
- 最大4つのトレースを同時実行して専用メモリへ格納。モーション制御やプログラムデバッグに有効
- トレースメモリの値はCSVファイルに保存可能
モーション制御
- PLCopen国際規格のモーション制御FBを使って効率よくプログラミング可能
- PROFIdrive対応のドライブ機器を簡単に接続
PID制御
- オートチューニング付きPID制御FBにより、パラメーターの最適化を自動実行
データロギング機能
- ロギングデータはCSVファイル形式でSIMATICメモリカードへ格納
- CSVファイルはインターネットブラウザで取り出し
制御セキュリティ
ノウハウプロテクト
- 重要なプログラムやレシピ情報をブロック単位でパスワード設定
- 不正アクセスから設計ノウハウや知的財産を保護
コピープロテクト
- SIMATICメモリカードのシリアル番号をプログラムにバンドル
- 複製したプログラムはオリジナルのメモリカード以外では動作不可となり、不正なプログラムの流用を防止
アクセスプロテクト
- プログラムへのアクセスレベルを4段階まで設定
- HMIやSCADAやOPCからのアクセスも制限可能
偽装アクセス防止
- 通信データの整合性をチェックする仕組みを実装し、通信中や操作中のなりすましによる不正アクセスを防止
工夫されたデザイン
CPU搭載のカラーディスプレイ
- モジュールの異常ステータスをCH単位で表示
- 診断情報を発生時刻と共にテキスト表示
- IPアドレスやCPUクロック、パスワードも設定可能
柔軟なモジュール拡張性
- 最大30モジュールを連続して装着可能
- U字コネクタによるベースレス構造
- ラックの空きスペースはDINレールとして活用
新設計のフロントコネクタ
- モジュール共通の40pin仕様(ネジ留め/クランプ)
- シールド金具取付け構造(AI/Oに標準搭載)
- 配線端子とステータスLEDは横並びに配置
配線作業への工夫
- 電気的に分離して配線可能なワイヤリングポジション
- 太いケーブルの収納を考慮した格納スペース
- コモンラインはジャンパーピンで統合して省配線化
システム診断
完全統合されたシステム診断機能
- 診断機能はワンクリックで設定完了
- ユーザの診断プログラムは作成不要
- CPU停止モードでもデバイス異常を検知
診断情報への多彩なアクセス
- CPU前面の液晶パネルからのアクセス
- 遠隔地のPCからWebによるアクセス
- HMIパネルやSTEP 7からのアクセス
- 診断情報のテキスト表示は6ヶ国語から選択
制御システム全体を診断
- リモートI/Oステーションのモジュールも診断
- チャネル単位で断線/短絡/電圧異常を検知
- ユーザー独自のエラーメッセージも設定可能
エンジニアリング効率
TIAポータルコンセプト
- PLC、HMI、Driveの異なるツールのGUIを統一
- エンジニアリング共通のサービス機能を一本化
- 設計データの一元化による整合性の維持
- S7-300/400プログラム資産の継承
- S7-1200のプログラムはコピー&ペースト可
進化したSTEP 7
- 64bitデータ処理命令も変数プログラミング
- IECプログラム 5言語のコンパイラ性能向上
- 計算機ボックス命令など便利な命令を搭載
オンライン・デバッグ機能
- ネットワーク上のデバイス自動検出
- プロジェクト無しでもオンラインモニタ可能
- プログラムブロック単位でオン/ オフライン比較
セーフティ統合
- 安全プログラムも同じエディタで編集&モニタ
- PROFIsafe機器も同じネットワーク画面で設定