使用制御機器

CPU414-5H PN/DP、CP443-1 など

製品画像(様子)

製品の特徴

出張先にて起きた制御盤の現地改造の事例をご紹介いたします。
当初は制御盤のリレー交換と配線の変更をおこなっていたのですが、その中で以下のような問題が発生しました。

・二重化CPUのLED:INTFが周期的に赤の点滅を示している。
・主電源を立ち上げた際に、CPUのLED:INTFが赤点灯の状態になる。
・設備間のやり取りを示すTXDとRXDの点滅速度(通信速度)が遅く、正常な動作をおこなっていない。

この問題を解決するために、PCと設備を接続しログの採取をおこなった結果、エラーコード:A090(ライセンスエラー)が周期的に発生していることが分かりました。考えられる原因として、電源初期投入直後の通信モジュールがライセンスを認識できずにエラーを出していると予測。
そこで、両系のCPUをSTOP⇒RUNへの切り替えをおこなったところエラーを示すLED表示が消灯。その後、正常に動作し、エラーも発生しなかったことから復旧できたことを確認しました。

CPUやその他通信モジュールはLEDランプから一部のエラー内容を確認することもできますが、シーメンスのSTEP7やTIA Portal など専用ツールを用いることで詳しい原因を特定することができます。
また、実際に調べてみると、対応自体はお客様でも実施可能な内容であることも多々あります。そのため、お客様ご自身でソフト環境を整え、使用方法を習得していただくことで問題解決までの時間短縮にもつながります。
亀山電機ではシーメンスのソフトウェア取り扱いに加えて、お客様へのシーメンストレーニングも実施しております。ご興味がございましたら、一度弊社にご連絡いただければと思います。