Answer (回答)

SIEMENS製トレンドデータの表示仕様に関してですが、大まかに2種類存在しています。
1つは現在進行形でモニタしているデータをそのまま表示させるカレントトレンドと設定したデータを一定間隔でデータを取得しHMI内部にログとして保存し、保存したデータを表示させるヒストリカルトレンドの2種類となります。
それぞれのメリットデメリットを簡単に下記しますと以下の通りとなります。

カレントトレンド
メリット:リアルタイムにトレンドデータが更新される
デメリット:サンプリング周期×999点までしかトレンドは保持されない

ヒストリカルトレンド
メリット:取得データをログ保存する為ログを別媒体にコピーし保管することが可能
     1点につき600000件×サンプリング周期分保持可能

デメリット:トレンドグラフはリアルタイムに更新されない(画面更新が必要)
トレンドグラフのX軸(時間)の表示設定の変更不可

以上が簡単な概略となります。なおこちらはSIEMENS製画面構成ソフトのAdvanced版以下の仕様に基づき解説させて頂きました。上位ソフトにあたるProfessional版は画面仕様が大きく異なるのでここでは割愛させて頂きます。