【12/03公開】【11月24日 TSR情報 長崎県版にて長崎の元気印企業として亀山電機を掲載していただきました】
♦長崎の元気印企業―2015年第二弾♦
「人間尊重」「技術力」「専門サイト開設」で3期連続増収増益!!
㈱亀山電機[長崎市]
創業者の北口功幸社長が尊敬する“坂本龍馬”が日本で初めて興した株式会社である亀山社中から命名した㈱亀山電機が誕生したのが1996年10月。今年10月で創立20周年目に入った。
その後売上を順調に伸ばしてきたが、20年9月のリーマンショック後の景気悪化で2年間減収に苦しんだ。しかし人材の育成と様々な営業戦略を実行に移したことで24年3月期から増収に転じ、25年3月期からは3期連続増収増益を果たしている。
大きな壁を乗り越え、成長を続けることができたのは、大きく三つの要因がある。一つは当初より北口社長が大事にしてきた「人間尊重」という精神。社員一人一人の礼儀と仕事に対する思いが最高レベルにあり、自由闊達な社内環境をつくっていけば、自ずと会社は成長するという考えを実践したこと。毎年社員を採用し、教育、研修に力を入れ、創業当初は社長一人でスタートしたが、現在は76名と、県内でも従業員規模では大手の企業に成長している。二つ目は大手に認められる技術力を備えたことで、2005年にはシーメンス、19年にはオムロン、東芝情報機器、25年には三菱電機、リタールなど国内外の最大手メーカーとのパートナーシップ契約を結び、強化していったこと。三つ目はネットで集客に貢献する技術系サイトの運営を増やしていったこと。「海外仕様 制御.com」「シーメンス 制御.com」「リタール 販売.com」「ePLAN 電機設計.com」「輸入機械メンテナンス.com」など大手の技術者が役に立つサイトとして利用することで、ビジネスチャンスに結びついている。
事業内容は、当初プラント設計支援を目的にスタートしたが、その後ソフトウェアの開発、WEB事業、ホスティングなど新規事業にも積極的に取り組み、現在の業務内容は、①IA(インダストリアル オートメーション)事業―ソリューションパートナーのシーメンスやパートナーGOLDのリタールなどの製品を取り扱い、PLC(Programmable Logic Controller)によるシーケンス制御など、自動化に関する各種制御装置、プラント計装制御設計(各社DCS設計含む)、電気機器の設計、製作及び販売、各種配電盤及び制御盤の設計、製作及び販売を行っている。またOA(オフィスオートメーション)事業では販売・見積り・予約などの各種管理システム、進路支援、見積り・請求書発行システム、欠陥検出システム、ロボット制御システムなど生産の現場から学校などまでITソリューションのプロフェッショナル集団として、顧客に密着したシステム開発・サービスを提供している。他にもホームページ制作、ホスティングなどの業務にも力を入れている。
今後の展開について北口社長は「日本の果て『長崎』から世界を攻めていきたい」と語っており、売上10億円突破も間近な長崎県を代表する成長企業として注目されている。
【亀山電機のアピールポイント】
● 2010年より経営計画書を社員へ配布、経営方針や中長期計画など経営情報を共有
● 予実管理、全勘定科目ごとの予算と実績を毎月公開しガラス張りの経営を実践
● 営業拠点の展開。全国のお客様に近づくため、大阪営業所、東日本営業所を新設
● 毎月第1・3土曜は、教育の日として、社内教育訓練、各専門コンサルによる研修な実施
● 海外メーカーのワークショップ等、外部研修にも積極的に参加
● 世代ごとの空洞化を避けるため、6年前より、毎年5名程の新卒者を定期採用
● 学生ものづくりコンテストを開催中
応募期間:11/1~1/31、入選発表:2/27