当社はUL規格（UL508A）認証取得に向けた活動をスタートすることとなりました。
認証取得となれば当社が長崎では初めて、九州では2社目の「UL508A」認証メーカーとなります。
UL規格は、アメリカ保険業者安全試験所（Underwriters Laboratories LLC：UL）が策定する、材料・装置・部品・道具類などから製品に至るまでの、機能や安全性に関する標準化を目的とした製品安全規格です。北米における電気用品、機器の多くは「ULマーク」が表示されたUL認証製品であり、電気製品の安全性の象徴として幅広く受け入れられています。UL認証を取得すればこの「ULマーク」を使用することが可能となり、マークを自社製品に表示することで当社が製品の安全性を確保できるシステムになっていることをアピールできるため、他社との差別化が図られ販売市場の拡大につながります。

近年では国内市場が縮小傾向となっていることから海外へと展開する企業が増えており、それに呼応するようにULをはじめとする海外の安全規格への対応を求める声も高まっています。
「UL508A」は産業用制御盤に関するUL規格で、認証されればUL規格に準拠した制御盤の製造はもちろんのこと、国内品からUL規格品への仕様変更等への対応も可能となりお客様へのサービスの幅も大きく拡大します。また、当社の強みである海外製PLCによる設計とのシナジー効果も期待でき、当社が目標とする海外進出へも大きく寄与するものと考えられます。
現在認証取得に向けて製造環境及び設備の整備とともに規格の内容確認を進めており、今年度中の当規格の認証取得に向け鋭意取り組んでまいります。