【12/5公開】【11月13日 長崎新聞様にて掲載して頂きました】
金賞に佐世保高専 亀山電機が学生コンテスト
亀山電機(長崎市)主催の「学生ものづくり&アイデアコンテスト」(長崎新聞社など後援)が9日、同市油木町の市科学館であり、佐世保高専と長崎総合科学大の計6チームが競った。
人工知能(AI)、IoT(モノのインターネット)、ロボット、デジタルトランスフォーメーション(DX)の四つをキーワードに設定。日常の不便さを改善するか、長崎の活性化につながるかといった評価項目を県内企業関係者が審査・採点した。
金賞(10万円と研修旅行券)は佐世保高専「Iha_labo」(松田知揮さん、石元沙知さん、津上聖矢さん、古川心さん)が獲得した。
4人は高齢化社会の課題として自宅介護に着目。パルスパワー(超高出力の瞬間的なエネルギー)を使い非加熱で食材の栄養や形状を保てる調理器具と組み合わせる形で、食材を崩さずに硬度を計測する装置を提案した。アクティブ音響センシング(センサー機能)を活用。野菜に音を反射させAIで解析し、やわらかさを判別する実験をし一定の成果を得た。「生体内の血液の健康チェックなど応用が利く」とした。
亀山電機の北口功幸会長兼社長は閉会あいさつで「これまで10回開催し、出場経験者には後に起業した若者もいる。チャレンジを続けると成長できる」と学生らにエールを送った。
(後藤敦)