長崎県「Nぴか」中小も努力輝く

働きやすい職場づくり認証

性別や年齢に関係なく働きやすい職場づくりに長崎県の中小企業が取り組んでいる。県は認証制度「長崎県誰もが働きやすい職場づくり実践企業（Nぴか）」を始め、そんな企業を後押しする。企業の人材不足と自治体の人口減少という人の問題への危機感は産官共通。県内就職や定着の促進に「Nぴか」への期待が高まっている。（西部・増重直樹）

初回は10社に星

Nぴかは仕事と育児の両立や女性活躍の度合いを審査し5段階で評価する。企業は県の認定によってロゴマークを使用でき、働きやすい職場を広くアピールできる。第1回の認証10社の中には中小製造業も名を連ねた。

人材確保目指し積極姿勢

広がる女性登用

制御装置や電気機器の設計製作などを手がける亀山電機(長崎市)は三つ星を獲得した。北口功幸社長は採用目標で男女半々を掲げ、技術職でも積極的な登用を実施している。同社も1時間単位の有給休暇のほか、育児休暇明けの1日4時間の時間短縮勤務制度を設けた。社員の満足度向上を目的に、働きがいに関する調査・分析を行う機関にも登録し、社員の満足度向上に生かしている。